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バイオ医薬品

未来ちゃん

ゲノム君1号

バイオ医薬品の動画を再生します

タンパク質などの複雑な構造をした医薬品は、遺伝子工学的方法で微生物や動物細胞に作らせることができます。

ばいおまなぶ先生

バイオを応用した医薬品は1980年代の終わり頃から実用化されてきたのじゃ。
たとえば、赤血球の産生を促す作用を持ち、腎性貧血患者さんに広く使用されているエリスロポエチンは、ハムスターの細胞にエリスロポエチンを作る遺伝子を組み込むなどの方法で、また、がんやC型肝炎に使用されているインターフェロンは大腸菌などにインターフェロンを作らせる遺伝子を組み込むなどの方法で作っているのじゃよ。このように薬の一部は、バイオを用いて大量生産が行われているのじゃ。
その他のバイオ医薬品には、糖尿病治療薬として使用されるインスリンや低身長症の治療薬として使用される成長ホルモンなどがあるのじゃよ。

エリスロポエチンの生産方法

エリスロポエチンの生産方法の図

インターフェロンの生産方法

インターフェロンの生産方法の図

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用語解説

遺伝子工学(いでんしこうがく)
生物の遺伝子にさまざまな改変を加え、遺伝子の働きを調べたり、それによって社会的に有用な物質を生産することを目的とする学問のことです。
腎性貧血(じんせいひんけつ)
ほかに原因がなく腎機能の低下により出現する貧血を言います。
エリスロポエチン
赤血球が作られる中心的な役割を果たす物質(サイトカイン)です。腎性貧血の治療に使用されています。
C型肝炎(しーがたかんえん)
C型肝炎ウイルス(HCV)感染で肝臓に炎症を生じる病気を言います。
インターフェロン
糖とタンパク質が結合したタンパク質の一種で、主にα,β,γの3種類に大別されます。C型肝炎などのウイルス感染症や腎がん、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病、骨肉腫などのがんの治療薬として用いられています。
大腸菌(だいちょうきん)
ヒトおよび動物の腸管内に常在する代表的な菌です。
糖尿病(とうにょうびょう)
インスリンの不足により持続的な高血糖状態が続く病気のことです。
インスリン
膵臓の膵β細胞から分泌され、グルコースなどの栄養素の貯蔵や利用、血糖値の恒常性を保つうえで重要なホルモンです。インスリン分泌が障害されると血糖降下が不十分となるので糖尿病になります。
低身長症(ていしんちょうしょう)
低身長である状態を言います。
成長ホルモン(せいちょうほるもん)
ヒト成長ホルモンは、直接に骨や筋肉などに作用して身体の成長・発育を促します。低身長症の治療に使用されています。