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くすりのタイプ(形)

さまざまなくすり

薬には飲み薬や注射薬など、いろいろなタイプ(形)があります。これは病気や症状のさまざまなケースに対応できるようにするためです。

飲み薬

飲み薬には、錠剤、カプセル剤、散剤(粉薬)、シロップ剤などがあります。飲み薬は主に胃や腸で溶け、十二指腸や小腸で吸収されます。

錠剤、カプセル剤、散剤(粉薬)、シロップ剤

錠剤・カプセル剤は飲みやすく、持ち運びに便利なことからもっとも多く使われています。

散剤は錠剤やカプセル剤が大きくて飲みにくい場合に適しており、症状や年齢に合わせて分量を調節しやすいというメリットもあります。

シロップ剤は甘く、飲みやすいように味をつけられるので子ども用によく使われています。ただし、長期に保存すると雑菌などが繁殖しやすいので注意が必要です。

注射薬

注射薬はもっとも速効性があります。目的によって注射をする場所が異なり、皮内注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射に分類されます。

皮内注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射

皮内注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射

◆皮内注射
皮膚の表皮とすぐ下の真皮の間に注射します。ツベルクリン反応やアレルギー反応など、主に治療ではなく検査のために行われます。
◆皮下注射
皮膚と筋肉の間にある皮下組織というところに注射します。ワクチンやインスリンなどがこの方法をとっています。一般には吸収がゆっくりで、効果が長く続きます。インスリンの中には速く吸収されるものもあります。
◆静脈内注射
静脈内に注射します。もっとも効き方が速く、救急時の緊急処置に使われる場合があります。たくさんの薬が必要な時や、効果を長時間継続させる必要がある時には点滴静脈注射を行います。一般的には点滴と呼ばれるもので、栄養補給や水分補給などの目的でも行われています。
◆筋肉内注射
筋肉内に注射します。皮下注射より吸収が速く、皮下注射では痛みなどが強い薬の時にこの注射が行われます。静脈内注射の次に効き方が速い方法です。

坐薬

坐薬は肛門から挿入して使う薬です。薬の成分が直腸から吸収されるので、胃酸などの影響を受けにくく、効果が速く現れます。また、胃腸障害を起こしにくいというメリットもあります。

坐薬

子どもの発熱やけいれんに良く使われるほか、がん、リウマチの痛みにも坐薬が使われることがあります。口から薬を飲むことが難しい場合にも適した薬の形です。

はり薬・ぬり薬

はり薬・ぬり薬は成分を皮膚から吸収させる薬です。

◆はり薬
打ち身や捻挫に使う湿布薬だけではなく、薬の成分が皮膚から血液へとゆっくり吸収されて長く効くという特徴を活かし、狭心症に使われるニトログリセリンや、更年期障害に使われる女性ホルモン、たばこをやめたい人のためのニコチンなどのはり薬にも使われています。

はり薬・ぬり薬

◆ぬり薬
主に皮膚疾患などに使われ、軟膏、クリーム、ローション、ゼリー状など塗る場所や目的によってさまざまな種類があります。
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監修:
慶應義塾大学 薬学部 医薬品情報学講座
教授 望月 眞弓先生
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