くすりの研究開発 石井 暢也さん

個別化医療に貢献する新薬を開発していきます

どのようなお仕事をしていますか?

がん細胞の成長を阻害するための新しい薬の開発に携わっています。分子生物学の研究から見出されたターゲットに向けた薬を開発しているのですが、この薬が効くかどうかは、患者さんの細胞がそのターゲットをもっているか否かが決め手になります。専用のバイオマーカーを使った検査でターゲットの有無を確認することで、前もって薬が有効かどうかをある程度知ることができる、これは今までの抗がん剤にはない特徴です。がん治療を専門に行う病院では、患者さんの細胞から遺伝子を調べることが可能になってきていますので、今後はターゲットの有無を確認せずに新しい薬の開発を進めることは企業倫理としても好ま

くすりの研究開発 石井 暢也さん

個別化医療に貢献する新薬を開発していきます

中外製薬の新薬に対する今後の取り組みについて教えてください。

がんの分野では、分子標的薬と呼ばれる薬がすでに多くの患者さんを救っている状況にあります。これが、まさにバイオマーカーにより事前に有効性を予測したうえで使われる薬であり、個別化医療に貢献するものです。また、がんの新薬の治験には従来の治療薬が有効ではなかった患者さんが参加されるのですが、このときにも事前に有効性を予測できますので、がんを治療したいとの強い希望をもつ患者さんの期待に応えられると考えております。中外製薬ではさまざまながん細胞のデータを蓄積しており、独自の抗体技術を駆使して、新しいターゲットに対する薬を総力をあげて開発していきます。